パンデミックが社会にもたらしたもの

コロナは第2の黒船?  今回のコロナウイルスによるパンデミックは、100年後、200年後の未来の教科書では“第2の黒船”と表現されるのでは?と思っています。それほど社会に与えた影響は大きいと考えています。  単純な比較をするために、日銀が四半期ごとに行っている『主要銀行貸出動向アンケート調査』結果の数値をグラフにしてみました。この調査は、上位50銀行及び信用金庫を対象に、過去3ヶ月間で「企業向け」 […]

コロナで思い知らされたわが国の医療

日本の医療体制の脆弱性  今回のコロナ禍で私も含めた多くに方は、わが国の医療体制の意外な脆弱さに驚きと同時に衝撃を受けたと思います。国民皆保険制度に支えられたわが国の医療は、世界のトップ水準にあると信じて疑わなかったことが、今回のコロナ禍で一気に幻想に思えてしまったからです。  下のグラフは、日本医師会総合研究機構が2019年9月に公表した『医療関連データの国際比較-OECD Health Sta […]

多様な働き方を支える制度改革

 現代を生きる我々は数多くのEvolution(進化)を目の当たりにし、それらを社会生活の中に受け入れてきました。なかでも、ここ数十年のデジタル技術の革新的ともいえる急激な進展は、我々の想像を超えており、社会の許容範囲を超えるほどの勢いがあります。 5月5日付の『ニッポン病への処方箋』と題するブログで「本来は社会環境に対応して社会制度が構築され、制度を支える手段としてデジタル技術が位置付けられるべ […]

持続可能な年金制度を考える

年金改革の必要性  前回のブログ『将来の組織・労働について考える』のなかで、定年後に就労時間の2.3倍もの老後時間が残されると書きましたが、今回はこれを支える年金制度について触れたいと思います。 年金・医療・福祉などで構成される社会保障費の歳出が急増する中で、全体に占める年金の割合は2020年度予算ベースで45.5%とほぼ半分を占めており、将来の年金制度にあり方を不安視する意見も多方面から出ていま […]

将来の組織・労働について考える

コロナ禍で働き方が変わったか?  新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、労働環境の見直しを迫られた企業は多いと思います。とりわけ、昨年5月に専門家会議が<テレワークやローテーション勤務><会議はオンラインで>などを盛り込んだ働き方の新しいスタイルを提唱したのを機に、移動の伴わない在宅勤務が見直され、テレワークを導入する企業が一気に増加しました。しかしながら、一回目の緊急事態宣言以降は下のグラフのよう […]

マネーとは?

MMT論者の主張 少し前にFaceBookにMMT(Modern Money Theory)についての所感を書いたことがあります。 MMT理論のバイブルとも言われているL.ランダル・レイ教授の『MMT-現代貨幣論入門』という本を読んだ感想ですが、2回ばかり読んでもこの理論は私の頭に入ってきませんでした。そもそも、ここで論じられているマネーという言葉の表す意味への違和感がどうしても拭えませんでした。 […]

『ニッポン病への処方箋』

  • 2021.05.05

 デジタル社会のグランドデザイン部会報告書『ニッポン病への処方箋』を当サイトでも公開しました。  今日のコロナ禍では、我が国社会のデジタルに対する習熟度が試されると同時に、新しい生活様式におけるデジタル活用の重要性について改めて考えさせられました。 昨年2020年2月の第一波では、マスクや消毒剤といった衛生用品の品切れが相次いだ。マスク不足に政府は1億5000万枚のマスクを配布したが、品質上の問題 […]